大きな鍋の中にお米がぐるぐる回っていて、卵や揚げやソーセージが並べられています。
値段を聞くと、人差し指一本出した後に手を広げるので、15000Kかな? それにしてはちょっと高いかな?と思いつつ店内へ。
出されたのは、薄く味付けされたお粥に、豚肉?と葱とパクチーというシンプルなもの。
トッピングが色々あるみたいだけど、予算オーバーしそうで、そのまま食べました。
支払いすると、5000K…
ここの人は最初に「ひとつ」を指で示すようです。
川好きな僕は、メコン川に向かって歩いて行くと、波止場に付き、木造フェリーに車やバイクを満載して、流れの速いメコン川を渡ってきます。
まず最初に降りてきたのは、白黒の犬。
誰の?
いや、勝手に乗った野良犬ぽいです。
幅2mほどで長さが10mほどある細長い船が、メコン川の流れに逆らいながら、サーフィンのように船体を斜めにして川を渡っているのをぼーっと見ていました。
ぼちぼち歩いていると、H.I.S. の看板が!
昆明迄のバスチケットがあるか、英語で尋ねると、
日本人の方ですよね? 日本語の方が得意ですよ笑
という感じで、色々とルアンパバーンについて親切に教えてもらい、彼の手描きのわかりやすい地図までいただきました。
お坊さんの朝の托鉢見学は必見らしいですが、5時に行かなければ見れません。
ルアンパバーンには、レモングラスを炊いたサウナが二つあるらしく、10000Kで入れるそうです。
僕たちの宿からルアンパバーンの街までさ、少し距離があり10分ほど歩きます。
夕食のために街まで歩いていると、寺を通り抜ける近道を発見。
夕日が沈んで、空をオレンジとピンクに染めていたとき、この地方特有の尖った屋根にヒンドゥーのようなレリーフ、金色に輝くお釈迦様を持ったお寺の本堂の中から、静寂に包まれて、静かに落ち着いた、それでいて数十人の高い声の、お経のメロディが聴こえてきました。
僕たちは、吸い寄せられるように本堂の正面、金色のお釈迦様が見える位置で中を覗くと、黄土色の袈裟を着た数人の若いお坊さんが座ってお経を唱えているのが見えました。
そのお経は、日本の般若心経のような低い声で単調なものではなく、お経のズッシリした重みと、若い僧侶たちの軽やかでメロディがある唱えがバランスよく、久しぶりにゾクゾク感を味わいました。
本堂の階段を登り、入り口まで近づいて窓から中を覗いてみると、若い僧侶たちは足をボリボリ掻いたり、姿勢を崩したりして、結構面倒臭そうにお経を唱えています。
僧侶たちのサンダルは揃える事なく脱ぎ散らしていて、日本のように門前でガチガチに緊張して、背筋が凍りつくような厳粛な雰囲気ではありません。
それは学校のような感覚で皆が体験しなければいけない寺巡りの修学旅行みたいなものでしょうか。
兎に角、オレンジ色の袈裟に身を包んだ僧侶たちの姿は、世界遺産の街には欠かせない存在でしょう。
僕たちは滞在3日目にして、ここルアンプラバン(ルアンパバーン)を徐々に気に入っていることに気づきました。
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