結局二週間以上居たバラナシ。何をするわけでもなく、チャイを啜って、屋台の危険な揚げ物を食べて、部屋で自炊したり、謎の腹痛に悩まされたり、アレルギーがでたり、煩わしいショッピングをしたり、牛や山羊や猿や犬やインド人を見たり、韓国人に間違われたり、部屋の隣のドンチャン騒ぎを聴いたり、笑顔がとびきり可愛い子供たちと遊んだり、猿にビスケットをやったり、日本人と仲良くチャイを啜ったり、物凄くまずいパスタを食べたり、物凄く美味しいカレーを食べたり、色んなインド人と友達になったり、狭い路地を裸足のお年寄りと並んで歩いたり、汚いというレベルではなく、何が何やら分からない程ごった返して混沌とした道を、腹痛に耐えながら薬屋まで歩いたり、コンクリートで囲まれた冷たい部屋の中で、寒さに凍えたり、食事前に手を洗いたくなったり、霧が立ち込めた夜のガートを屋上から見て、死の世界を感じたり、全ては幻想で、実はラオスあたりでバスが崖から転落して、ガンガーは三途の川で、もうここから出られないのかもと考えたり、それでもいっかあ〜と考えたり、腹痛で苦しんでいる時に、死んでもここならいっかあ〜と考えたり、薬局で買った薬が効いたので、揚げ物だらけのハンバーガー食べたり、楽しそうな子供たちの笑顔を見て、幸せになったり、子供みたいな大人を見て、楽しくなったり、牛のような雰囲気を出しているお爺さんを見て和んだり。
殆ど何もせず過ごしたバラナシ滞在が終わろうとしています。明日からデリーに列車で16時間かけて行き、2日後にデリーから上海まで飛び、上海で12時間待った後、帰国します。長いようで短かった旅もようやく終わろうとしていますが、何か得るものがあったのでしょうか?とりあえず、チャイの味は充分わかりました。そして、やっぱり僕はバラナシが一番好きだったという事実。一緒に旅してくれた彼女の大事さ。これからもずっと一緒に旅して行こうと思った事。
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