2014年1月9日木曜日

休まず燃やし続ける屍は来世で福を得る


火葬場の階段を登ったところにある建物でぼーっと死体が燃えるのを眺めていると、この子が下の牛に石を投げていました。小学生並みのイタズラと意地悪が大好きなインド人。僕としばらく遊んでくれました。この子の左に写っているのは牛糞の山。この子の後ろで露店の料理を作っています。火葬場の写真撮影は禁止されているので写真はありません。昔は燃やす事が出来ない死体が川に浮いて、カラスが死体に乗って死肉をついばんでいたのに、今は全然見当たりません。余りにも衝撃的すぎてクレームがあったのでしょうか?相変わらず、パーン(檳榔という覚醒作用のある椰子科の木の実と石灰をキンマの葉で包んだ趣向品)や、グトゥカー(これも檳榔の顆粒)を口の中に溜めて、こぼさないように喋るおじさん達。この檳榔は飲み込んではいけないので、しばらく口の中に溜めていて、赤茶色の液を吐き出します。街の壁や排水溝は赤茶色に染まり、汚さをより一層強くします。ここシヴァ神のメッカであるバラナシのガートを歩いていると、インドらしいヒンドゥーの人々の生活を肌で感じることができます。

ボートマンカースト
カーストは職業別に細かく分かれていて、「ボート屋」という苗字になるようです。彼らはリクシャと同じく、低所得者なので、副業として大麻売り、シルクパシュミナ店の紹介手数料で細々と稼いでいます。僕たちは今回一度もボートに乗っていません。ガンガーからの壮大なガートのパノラマ写真を撮りたいのですが、彼らの血眼のセールストークに引いてしまいます。それにこの時期は寒くて、じっとボートに座るなんてとんでもなく、対岸へ連れて行かれて金品を要求されるかもしれません。相場は1時間1人50Rs(85円)から。

マッサージマンカースト
メインのダシャシュワメードガートで声をかけてくるマッサージ屋のおじさん。握手を求められ、手を握るとその手を勝手に揉み始めます。ここインドでは、セールスマンが握手を求める事が多く、お尻を手で拭いている人達と握手したくなければ、手を合わせてナマステ〜と返しましょう。中には女性に触りたいだけのインド人も多いので、握手は避けたいです。「握手ぐらいしろよー!」と日本語で言われたりしますが、無視しましょう。




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