2014年1月2日木曜日

Hotel Maria Kolkata India


4mほどの高さの天井。三つあるベッドの一つは長年洗っていないような、黒ずんだシーツと枕カバー。カビだらけの天井。かろうじて使用できる便座が毛羽立ったトイレ。シャワーヘッドの無い、上から落ちる水道。閉めようと窓枠を触ると、外の埃が積もった閉められない窓。最初から窓がないトイレの窓。いつ掃除したのかわからない床。でも、日当たりは良く、雨はしのげ、湿っぽくなく、虫もあまり居ないようです。


ガイドブックにも載っている有名な安宿、ホテル マリア。立地はとても良く屋上には色んなペイントや落書きが昔ながらのヒッピー宿の歴史を物語っています。



僕たちは、荷物を部屋に置き、夜のサダルストリートへ出て見ました。マリアの大きな鉄の扉の前では、歩道に小屋が建てられ、コンクリートブロックに板を置いた簡易的なカフェがあり、欧米人のスタッフがフレンドリーに旅行者を導いてくれます。そこに腰掛けると、色んな勧誘の人が現れます。

「どこから来た?いつ来た?いつまでいる?インドは始めて?日本はどこからだ?東京?大阪名古屋?明日案内してやるから待ち合わせしよう。一緒に食事しよう。何時にする?」

このやりとりを全てのキャッチセールスマンと繰り返します。ガイドブックに載っている通り、初日に声をかけてくる殆んどの人がキャッチセールスマンであり、一人旅の日本人男性をターゲットにしています。彼らの目的は自分のペースに乗せて、相手の財布の中身を狙います。彼等自身そういう行為を「チーク」と呼んでいます。

この外で寝るのと変わらない部屋で、僕たちはこの旅初のテント設営を行いました。テントとスリーピングマットとシュラフがあれば、コックローチも、蚊も、南京虫も怖くありません。重い思いをして持ってきた甲斐がありました。こんな経験が一番記憶に残ることでしょう。

明朝10時にマリアをチェックアウトし、アフリディインターナショナルに引っ越します。

0 件のコメント:

コメントを投稿